そして今、出窓に花を飾る小さな事務所で仕事をしています。
モニターからアコースティックのyoutubeが流れ、デュフューザーの香りがしています。

新しい事務所には出窓があります。そこに今花を飾るようにしているのです。
左の花は、インキュベーションオフィス引き渡しの時にいただいたお花。
全てのお花が私の好みで、なんとも言えない色合いは、オーダー時にいつも職員さんが送る人物に合わせてリクエストしているそうです。
春らしいスイートピーの香りと、風合いのあるバラの色が印象的で想いが伝わりました。
花を飾り、音楽をかけ、デュフューザーで香りを楽しむ。
そう書くと、なんと優雅な事務所での時間、と思われる事でしょう。
実は、自宅近くの古物件を、簡易にリノベしたため、
「殺風景→花を飾る」
「築50年の一軒家→怖いからYouTube流している」
「古いエアコンの匂いが嫌だからデュフューザー」
と言う訳なので、決して優雅を満喫しているわけでもありません。
ですが音楽と香りに関して、前の事務所ではできなかったなぁとふりかえっています。
インキュベーション最後の日

事務所を引き渡す最後の日、いいお天気だったので港に停泊しているさんふらわあを眺めながらおやつを食べていました。
その日奇しくもFacebookの「3年前の思い出」に全く同じ景色が載っていて、ちょうど「3年後の自分を考える」と言うタイトルだったのです。
その日はここで「プロデュースアップ&営業力アップセミナー」の講師であるエサキヨシノリ氏に、自分のビジネスをどう展開し成長していけばいいのか手がかりが欲しくて相談しに行った時の記事でした。
まさかその2ヶ月後に、その場所のインキュベーションオフィスに入所するとは思いもよらなかったわけですが。
南港とATCと大阪デザイン振興プラザが、私のリスタートの原風景となりました。

ただ、入所してからの私は半分以上ズブズブの時が多く、正直苦しかったです。
家賃の支払いが?いいえ、そんなことより。
メンタル面です。
みんなすごいクリエイターばかりに見えて、場違い感がハンパなかったんです。
「どうせ旦那の稼ぎがあるじゃないか」「奥さんの小遣い稼ぎ程度の事業規模」
そう思われているのではないかと虚勢を張り、自分を苦しめていました。
インキュベーションマネージャーさんに何度も、それぞれの状況があるし数字だけじゃない。と言われても、売上の規模で自分の価値を測り、半期に一度の面談では「もっと売り上げを伸ばせ」と言われているようでどうしたらいいのかわからず、毎回泣いていたように思います。
その上、クリエイターとして自分の武器となるコンテンツもはっきりしなくて。迷走しまくっていました。

お写真には、この春ご退職される「のっぽで猫背の所長様」は写っておりませんが、本当に皆様にお世話になりました。
どう進むべきか、根本のプライベートな状態から雑談を交えて一緒に考えてくださるマネージャー様。
ソフトの使い方から事務所のあらゆるハードに関していつもご尽力いただいたマネージャー様。
会うとホッとする、いろんなことに気配りくださる、優しく明るいODPの主のような職員様。
ヨガとセルフネイルで盛り上がり、着付けをお手伝いさせていただいて「女子」に戻してくれた職員様。
見た目より笑顔が優しい、寡黙な職員様や、もっとおしゃべりしたかったスタッフの方々。
本当にお世話になりました。
コンテンツ迷子で、ただひたすらデザインをする人から、「商品や組織をブランディングで価値を共有してデザインする人」へと変えていただきました。
モノ売りからコト売りへの進化は、まだまだ成功した感じはしないけれど、それでもインキュベーションオフィスを出ることにしました。
新しいスタートです

新しい事務所は自宅近くの古物件で、引越しや机を組み立てたりは、家族がやってくれました。工作付きの息子も張り切って参戦。
業者にクロスを塗ってもらい、在庫が余っていたとのことで、一面だけサービスでティファニーブルーに(古いwww)。コーポレートカラーもこの色にしようかしらと思うほど気に入りました。
広い机は、テストの点数があまりにも悪かった息子に、中1からの振り返りを30分だけ手伝うのにちょうどいい感じです。
先輩企業様から譲られた「出世ハンモック(所長命名)」は、誰にも譲らず新事務所へ(笑)
決して成功した気分はないけれど、花と音楽と香りのある今に感謝しつつ、この3年間は特別な思い出として励みにしていたい。
そして。
今度からは、光熱費も自分持ちだ!!!
